ロボティクス・メカトロニクス 講演会 会場 入口

発表

ロボティクス・メカトロニクス 講演会 2019 in Hiroshima

 ロボティクス・メカトロニクス 講演会 2019 in Hiroshimaに参加してきました(http://robomech.org/2019/)。
 この講演会はロボティクス・メカトロニクスに関するメジャーな講演会で学術研究を牽引する重要な講演会です。大学関係者だけではなく、企業の方々も参加し、自分の研究成果を発表しています。今年は広島で行われ、発表は1326件、参加者は約2100名と大変盛況でした。
 私は会津大学と行なってきたロボット教育についての発表と最近のロボットの傾向を知るために参加しました。発表は「会津大学でのロボット技術者育成講習会」のタイトルで発表してきました。

発表

 発表はポスターセッション形式で行われます。会場にポスターがずらりと張られ、発表者はポスター内容を見学者に説明し、見学者は発表者に質問をします。
 私はOpenRTMを使った遠隔操作ロボットのデモを行いました。上級講習会(https://rtc-fukushima.jp/information/2254/)で実際に行ったロボットアームの遠隔操作を見せることにより、講習会をより理解して頂けたと思います。
 ロボット教育の発表に多くの方が興味を示して頂きました。みなさん熱心に発表を聞き、色々な意見を交わしました。

他の方の発表

 空き時間を利用して、他の方の発表を見学してきました。多くの発表がある中で私が一番興味をひかれたのは、教育についてです。
 会津大学はロボットの技術者を増やすために様々な講習会を開催して、普及の努力を行ってきました。講習会ではミドルウェアやロボットのハードとソフトを学ぶことを目的に開催してきました。
 一方他の教育では、大学でロボットの制御について学ぶカリキュラムや、小学生にプログラミングを教える教育者を育てる教育など様々な教育がありました。みなさんの試みや大変だった話を聞き、とても参考になりました。

会津大学の他の発表

会津大学では他に以下の発表がありました。
※詳細プログラム内より抜粋(http://robomech.org/2019/wp-content/uploads/2019/05/RM19_program_v05.pdf)

・ロボット工学講座 准教授 矢口 勇一
「無人航空機複数台使役に関する長距離テレメトリーのための920MHz 帯無線機システムの開発」
「マルチコプター複数台同時フライトにおける運用の考察」27台隊列フライトによるメソスケール気象観測装置の開発を通して
「脳インターフェースを用いたドローン操作における安全マージンの考察」

・特別研究支援者 吉野 大志
「高信頼性IoR システム実現のためのRT ミドルウェア用AMQP 通信インタフェース」

・特任准教授 山田 竜平
「クラウドシステムと連動させた移動式ロボット搭載3 次元環境復元システムの開発」

皆さん熱心に意見を交わしていました。


株式会社FSK 産業システム部
馬上 雄