第6回会津大学ロボットシンポジウム

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第６回会津大学ロボットシンポジウムをオンラインで開催しました。

オンラインセミナーの様子はYouTubeに公開しており、こちらからアクセスできます。

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はじめに

会津大学の産学連携ロボット研究開発支援事業は、浜通りの復興を目指すイノベーションコースト構想の一環として、会津大学がロボット関連企業等と連携し、2015年から開始された。ステージ I （2015-2017）の「ロボットソフトウェアの標準化」と「産学連携体制の構築」を受け、今期のステージ II （2018-2020）では、「ロボットにおけるデータの活用」と「産学連携体制の拡充」を推進した。

県内企業との連携のもとロボットSWライブラリーを基盤としたロボット開発、ロボット同士のデータ共有技術開発、ロボットデータリポジトリ構築を行った。先端ICT研究による付加価値として、操作機能の高度化、制御、自律化、画像認識、ネットワーク技術等の有効性を実証し、さらにロボットデータリポジトリを構築し、ロボット同士のデータ共有からロボット相互の連携、複合体としてのロボット群を実現するクラウドロボティックスを実証した。

産学連携の中核として、会津ロボットデュアルウェア研究会は15社、約200人の技術者が参加し学生の参加も約100人に及んだ。ライブラリーSW部品も144個を蓄積した。2018ワールドロボットサミット（WRS）はPre大会Simulation部門での優勝を果たした。南相馬ロボットテストフィールド（RTF）に教職員が常駐した大学初の学外拠点「会津大学RTF研究センター」を開所した。“Dual-ware”（ハードとソフト）を理解したロボット技術者、デュアルウエア人材育成を行い（12回、約170人参加）、2018年度からは復興知事業に採択され高校などへの講習会の実施を通して浜通り人材育成に貢献した（31回、約350人参加）。

当6年間の実績と強固な産学官連携体制をもとに、今後も会津大学の持つAI、データ解析、シミュレーションなど先端ICTをロボットに活用していく。With/Afterコロナ時代を睨みサイバーフィジカル（CPS）、サイバーセキュリティにも注力していく。本格化するイノベーションコースト構想のロボット領域において、RTFも活用し、先端ICT×ロボットにより、ふくしまブランドの高付加価値ロボットの開発を推進する。

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