3.EV3にEV3用コンポーネントをコピー

3.1 EV3用コンポーネントをコピー

Tera TermでEV3に接続します。

EV3に表示されたIPアドレスを入力します。

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図3-1 TeraTerm: ホスト入力画面

ユーザ名:robot
パスフレーズ:maker を入力します。

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図3-2 TeraTerm: パスワード入力画面

以下の画面が出たらログイン完了です。

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図3-3 TeraTerm: EV3コンソール画面

次にTera Term のメニューバーの「ファイル」→「SSH SCP …」を選択します。


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図3-4 TeraTerm: SSH SCP

上の方のFromに先ほどダウンロードしたEV3用コンポーネントの圧縮ファイルを選択し、Toにコピー先を指定してください。
ここでは[~/]を指定します。指定後、Sendボタンをクリックします。

lsコマンドを実行して、EV3用コンポーネントの圧縮ファイルがホームディレクトリにあることを確認してください。

3.2 EV3用コンポーネントを解凍

ダウンロードしたコンポーネントの言語に合わせてタブを選択してください。

以下のコマンドを入力し、圧縮ファイルの解凍を行います。

$ unzip 1703-2co_files.zip
unzip:圧縮ファイルを復元する。

以下のコマンドを入力し、EV3用コンポーネントの実行権限の変更を行います。

$ cd EV3Control/build/src
$ chmod 755 EV3ControlComp
cd:カレントディレクトリを変更する。
chmod:ファイルやディレクトリのパーミッションを変更する。

4.EV3用コンポーネントを起動

4.1 EV3のモータの設定を変更

以下のコマンドを実行し、EV3のモータを速度制御できるように設定を変更します。

$ echo on > /sys/class/tacho-motor/motor0/speed_regulation
$ echo on > /sys/class/tacho-motor/motor1/speed_regulation

speed_regulationの中はデフォルトではoffになっているのでonに変更します。
speed_regulationはoffだとコンポーネントが起動して速度が与えられてもモータが動かないので気を付けてください。

4.2 EV3上でネームサーバを起動
ネームサーバはコマンド[rtm-naming]で起動します。
(y/n)を聞かれた場合はyを選択してください。
$ rtm-naming

パスワードを聞かれた場合はmakerを入力してください。
※この時入力されたパスワードは表示されません。さらにカーソルも移動されません。

4.3 EV3上でコンポーネントを起動

コンポーネント起動はEV3ControlCompを実行します。
以下のコマンドで実行します。

$ cd ~/EV3Control/build/src/
$ ./EV3ControlComp

以下のコマンドを入力し、圧縮ファイルの解凍を行います。

$ unzip 4273-1co_files.zip
unzip:圧縮ファイルを復元する。

4.EV3用コンポーネントを起動

4.1 EV3のモータの設定を変更

以下のコマンドを実行し、EV3のモータを速度制御できるように設定を変更します。

$ echo on > /sys/class/tacho-motor/motor0/speed_regulation
$ echo on > /sys/class/tacho-motor/motor1/speed_regulation

speed_regulationの中はデフォルトではoffになっているのでonに変更します。
speed_regulationはoffだとコンポーネントが起動して速度が与えられてもモータが動かないので気を付けてください。

4.2 EV3上でネームサーバを起動
ネームサーバはコマンド[rtm-naming]で起動します。
(y/n)を聞かれた場合はyを選択してください。
$ rtm-naming

パスワードを聞かれた場合はmakerを入力してください。
※この時入力されたパスワードは表示されません。さらにカーソルも移動されません。

4.3 EV3上でコンポーネントを起動

コンポーネント起動はEV3Control_Python.pyを実行します。
以下のコマンドで実行します。

$ cd ~/EV3Control_Python/
$ python EV3Control_Python.py

[IndexError: string index out of range]と表示されますが、コンポーネントの動作には問題ないで処理を続けてください。