4. CMakeを使いOpenCVをリンクする

RaspWEBCamera\src\CMakeLists.txtを編集します。
このファイルにOpenCVのライブラリがリンクされるように追記してCMakeをすると
OpenCVを使用できる状態でVisual studioを使用することができます。

以下の2点を追加・変更するだけでOpenCVのライブラリがリンクされ使えるようになります。
・find_package(OpenCV REQUIRED)を追加
・target_link_libraries 2箇所に ${OpenCV_LIBS} を追加
※追加するときは${OpenCV_LIBS}の前に半角スペースを入れてください。

find_packageで使用したいライブラリを指定します。
target_link_librariesに${OpenCV_LIBS}を追加することにより
プロジェクトファイルにOpenCVがリンクされます。

set(comp_srcs RaspWEBCamera.cpp )
set(standalone_srcs RaspWEBCameraComp.cpp)

find_package(OpenCV REQUIRED) ←この行を追加

if(${OPENRTM_VERSION_MAJOR} LESS 2)
  :中略
endif(NOT TARGET ALL_IDL_TGT)
add_dependencies(${PROJECT_NAME} ALL_IDL_TGT)
target_link_libraries(${PROJECT_NAME} ${OPENRTM_LIBRARIES} ${OpenCV_LIBS}) ←OepnCV_LIBSを追加
  :中略
  ${comp_srcs} ${comp_headers} ${ALL_IDL_SRCS})
add_dependencies(${PROJECT_NAME}Comp ALL_IDL_TGT)
target_link_libraries(${PROJECT_NAME}Comp ${OPENRTM_LIBRARIES} ${OpenCV_LIBS}) ←OepnCV_LIBSを追加

CMakeLists.txtを編集したら、再度CMake GUIでConfigureおよびGenerateを行い、Generateが正常に終了する事を確認してください。

5.Visual Studioでビルド

RaspWEBCamera.slnファイルを開いてください。RaspWEBCamera.slnを開いた後、以下のように、右クリックでコンポーネントのビルドをするか、画面上部の[BUILD]から[Build Solution]を選択してビルドをしてください。ビルドが終了すればコンポーネントが作成されます。

図5-1 Visual Studio: ビルド

図5-1 Visual Studio: ビルド