【2024年度】第10回会津大学ロボットシンポジウム
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第10回会津大学ロボットシンポジウム 開催のお知らせ
【日 時】2025年5月30日(金曜日)13時00分~16時00分(開場12:30)
【場 所】会津大学先端ICTラボ(LICTiA)
【内 容】
13:00 開会挨拶 会津大学 副理事長兼副学長 岩瀬 次郎
13:05 本学教員による研究成果報告(①+② 15分、③、④各10分)
①成瀬 継太郎 教授「2024年度研究の概要」
②アキラ・シリビーラ 准教授「クロスチェーンによる連合学習手法」
③渡部 有隆 教授 「オンラインジャッジシステムによるロボットソフトウェアの開発・性能強化」
④矢口 勇一 上級准教授「ドローンと空間の研究と標準化」
13:40 委託企業による研究成果報告(各15分)
株式会社東日本計算センター「クラウドロボティクスインターネット分散システム」
株式会社FSK 「シミュレーションを用いたナビゲーション最適化技術」
《14:10-14:25 15分休憩・Q&A》
14:25 委託企業による研究成果発表(各15分)
株式会社日本アドシス「広域な環境地図の生成方法」
アクアクルー株式会社「複数動力盤統合監視・操作用IoRT技術」
14:55 本学教員による研究成果報告(各10分)
⑤山田 竜平 准教授 「不整地における地図生成と自律移動の研究」
15:05 全体総括と今年度の計画 会津大学 成瀬 継太郎 教授
15:15 閉会ご挨拶と実機デモご案内 会津大学 復興創生支援センター 加藤 拓也 特任教授
15:15~16:00 実機デモ、質疑応答、情報交換、名刺交換等交流
はじめに
会津大学 副理事長兼副学長
岩瀬 次郎
皆さんこんにちは。
会津大学副理事長の岩瀬です。
会津大学のロボット事業は、浜通りの復興を目指す福島イノベーションコースト構想の一環として、2015年から開始されました。3年を1ステージと称していますが、既に10年を越え、現在、ステージ4に入っております。Cloud Robotics、サイバーフィジカルなど情報工学視点のロボット技術開発の方針のもと、RTF利活用の上、社会実装に向けた取り組みを推進しています。人材育成では大きな実績のある復興知事業、F-REI研究ではロボット・プログラミング環境という世界に類を見ない開発環境の構築が始まっています。
このロボット事業は会津大学最大の産学連携プロジェクトです。県内企業を中心とした15社、約200人を擁するARDUCコミュニティこそが当ロボット事業の強みです。今までにも、「先端ICT×ロボット」として多くの成果が生み出されました。当事業の成果や人材を活かして、他の事業に拡大されている企業も多く、事業化の広がりも大きな成果と思います。
本日の第一部では先進研究、第二部では参加企業の開発成果を報告します。本シンポジウムが、参加者の皆様にとって有意義な情報交換の場となり、新たな連携、ビジネスにつながることを期待しております。
2024年度プロジェクト概要
プロジェクトリーダー
成瀬 継太郎 教授
【研究内容】
インターネットに分散したサービスロボットシステムの実用化研究
「インターネット分散ロボットシステムのアーキテクチャの開発」
社会課題:サービスロボットの実用化,想定されるオペ―ション
・簡単な機能は現地で自律ロボットによるサービス
・例外処理・トラブル発生時は遠隔地からのオペレータによる補助・操作
「広大でレイアウトが変化する倉庫でのナビゲーション」
社会課題:物流倉庫のような以下の特徴をもつ作業空間で自律移動できる複数ロボットナビゲーションシステム
・仮置き資材,仕掛け品など1時間単位で形状が変わる作業空間
・100メートル単位での移動が発生する広大作業空間
「ヒト位置検出システムとナビゲーションへの応用」
社会課題:商業施設のように不特定多数の人が存在する空間で動作するロボットナビゲーションシステム
・人という移動障害物の回避に付け加えて,人のいない・少ない場所を通る経路生成
「インターネット分散制御盤スイッチロボットシステム」
社会課題:浄水場管理システムのように社会インフラを支えるシステムの遠隔操作化
・情報インフラが十分ではない地域で,ヒトの代わりに単純操作を行いロボットシステム
産学連携研究報告【教員】
オンラインジャッジシステムによるロボットソフトウェアの開発・性能強化
ドローンと空間の研究と標準化
産学連携プロジェクト報告【企業】
ARDuC(会津ロボットデュアルウェア研究会)について
2015年「RTC開発者全体会議」と称した、プロジェクトに関連する企業との情報交換会を開始した。2016年には、「RTCライブラリふくしま研究会」へと改称し、各プロジェクトの成果報告のほか視察会、講師を招聘しての勉強会などを毎月開催している。 現在は、名称を「会津ロボットデュアルウェア研究会(ARDuC=アーダック)」とし、協力企業15社と福島県ハイテクプラザ、国立研究開発法人産業技術総合研究所を含めた17団体の合計61名(2025年3月現在)が所属しています。
【企業・団体】
株式会社アイザック、株式会社会津ラボ、株式会社東日本計算センター、
株式会社NTTデータNJK、株式会社FSK、ネットワンシステムズ株式会社、
株式会社日本アドシス、アクアクルー株式会社、株式会社メカテック、
TIS株式会社、福島コンピューターシステム株式会社、株式会社GClue、
株式会社コレオノイド、天糸瓜ネット合同会社、福島県ハイテクプラザ、国立研究開発法人産業技術総合研究所、
公立大学法人会津大学