7.ConsoleConvertFloatの雛型の生成

コンポーネントの雛型の生成のためにRTCBuilderを起動してください。
この時ワークスペースは[C:\rtcws\]を指定してください。

7.1 新規プロジェクト

新規プロジェクトを作成します。左上の「Open New RTCBuilder Editor」のアイコン(RTの文字とカナヅチのマーク)をクリックして作成を開始します。プロジェクト名は[ConsoleConvertFloat]とします。

7.2 プロファイル情報入力とコードの生成
7.2.1 基本

一番左の「基本」タブを選択し、基本情報を設定します。コンポーネントの名前や概要などを記入します。ラベルが赤文字の項目は必須項目です。その他はデフォルトのままで大丈夫です。

モジュール名: ConsoleConvertFloat
モジュール概要: ModuleDescription
バージョン:1.0.0
ベンダ名:VenderName
モジュールカテゴリ: Category
コンポーネント型:STATIC
アクティビティ型:PERIODIC
コンポーネント種類:DataFlowComponent
最大インスタンス数:1
実行型:PeriodicExecutionContext
実行周期:1000.0

図 7-1 OpenRTP: 基本タブ
 

図 7-1 OpenRTP: 基本タブ

7.2.2 アクティビティ

次に、「アクティビティ」タブを選択し、使用するアクションコールバックを指定します。
ConsoleConvertFloatでは、onActivated(), onDeactivated(), onExecute()コールバックを使用します。
画面のonAtivatedの文字をクリックし文字を赤くします。その後画面下部のラジオボタンにて"on"を選択します。onDeactivated, onExecuteについても同様の操作を行います。
画面は下図のようになります。

図 7-2 OpenRTP: アクティビティタブ
 

図 7-2 OpenRTP: アクティビティタブ

7.2.3 データポート

「データポート」タブを選択し、データポートの情報を入力します。 先ほど決めた仕様を基に以下のように入力します。

・InPort
ポート名: InFloat
データ型: RTC::TimedFloat
変数名: infloat
表示位置: right
・OutPort
ポート名: OutFloat
データ型: RTC::TimedFloat
変数名: outfloat
表示位置: right

図 7-3 OpenRTP: データポートタブ
 

図 7-3 OpenRTP: データポートタブ

7.2.4 コンフィギュレーション

「コンフィギュレーション」タブを選択し、先ほど決めた仕様を基に、コンフィギュレーションの情報を入力します。制約条件およびWidgetとは、RTSystemEditorでコンポーネントのコンフィギュレーションパラメータを表示する際にGUIで値の変更を行うための形式を表すものです。

名称: multiplication
データ型: float
デフォルト値: 1.0
変数名: value
単位: なし
制約条件: なし
Widget: text


図 7-4 OpenRTP: コンフィグレーションタブ

図 7-4 OpenRTP: コンフィグレーションタブ

7.2.4 言語・環境

「言語・環境」タブを選択し、プログラミング言語を選択します。 C++かPythonを選択します。言語・環境はデフォルトでは設定されていないので、指定し忘れるとコード生成時にエラーになりますので、 必ず言語の指定を行うようにしてください。

図 7-5 OpenRTP: 言語・環境タブ
 

図 7-5 OpenRTP: 言語・環境タブ
全ての設定が完了したら、「基本」タブに戻りコード生成ボタンをクリックします。問題がなければコンポーネントの雛型が生成されます。